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不育症に関する疑問にお答えします。
Q1 不育症とはどういう状態ですか?
A1 妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼んでいます。習慣(あるいは反復)流産とほぼ同意語ですが、これらには妊娠22週以降の死産や、生後1週間以内の新生児死亡は含まれません。不育症はより広い意味で用いられています。
Q2 不育症について相談するにはどうしたらよいですか? 不育症イメージ画像
A2 2回以上の流産、死産、早期新生児死亡を繰り返した場合は、不育症です。リスク因子の検査が勧められます(流産の場合は、その多くは偶発性流産ですが、2回以上繰り返す場合、リスク因子がある場合があります)。
主治医の産婦人科医師にまずご相談ください。
Q3 不育症でも妊娠、出産はできますか?
A3 不育症の方も、80%以上の方が出産することができます。
不育症の方の多く(約半数)は、偶然、胎児染色体異常を繰り返した偶発的流産です。そのような方の場合は、特別な治療を行わなくても次回妊娠予後は良好なので、安心して妊娠できる環境が何より大切です。
子宮形態異常や血栓症のリスクが高まる抗リン脂質抗体症候群、一部のプロテインS欠乏症、プロテインC欠乏症、第XII因子欠乏症などの場合は、治療が必要になることがあります。
Q4 不妊症で体外受精を受けていますが、2回とも赤ちゃんの袋が見えた後に流産しました。私は不育症でしょうか?
A4 赤ちゃんの袋が見えた後の2回の流産ですので、不育症になります。不妊症と不育症を併せもっている方は、少なくありません。厚生労働科学研究班(齋藤班)の班員に問い合わせしたところ、正確な値ではありませんが、不育症例の約1~3割程度の方が不妊症も併せ持っておられました。
担当の先生と相談して、不育症のリスク因子の検査を受けることをお勧めします。
Q5 一人目は特に問題なく妊娠し出産しました。その後流産が続いています。どうしたら良いでしょうか?
A5 一人目の妊娠の際、リスク因子があるのにもかかわらず、運よく出産された可能性もありますので、続発性不育症として、同じように不育症のリスク因子の検査をおすすめします。
ただし、リスク因子が見つかる確率は出産経験のない不育症と比べて少ないと言われています。リスク因子が見つからなければ、たまたま偶発的胎児染色体異常による流産を繰り返したと、ご理解下さい。
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